巨人が15日のヤクルト戦(神宮)を7―8で落とし、引き分けを挟んでついに9連敗となった。

 打線は坂本、岡本和、中田に一発が飛び出すなど11安打で7点を挙げたが、今度は投手陣がリードを守れなかった。初回に3点を先制しながら先発した戸郷が2回にサンタナ、3回には青木にソロを浴びて1点差に。4―2とした6回には再びサンタナに同点2ランを許して降板となった。

 さらに6―4に突き放した直後の7回は3番手の高梨が山田の適時打で1点差とされ、4番手・畠が無死一、二塁からオスナに痛恨の逆転3ランを食らって一挙4失点…。原辰徳監督(63)は「一つ言うならば、やっぱりホームランをちょっと打たれ過ぎかなというところはあるね」とピシャリだった。

 打線がどんなに打ってもさすがに4発も浴びれば勝利は遠のいていく。この日は試合がなかった4位・広島に4ゲーム差と迫られただけに、16日の広島戦(東京ドーム)は投手陣の踏ん張りも求められる。