中日は11日に行われたプロ野球ドラフト会議でブライト健太外野手(22=上武大)を単独で1位指名し、交渉権を獲得した。

 与田剛監督(55)は「単独で取れて良かったなと安心しております」とホッとした様子。「ある程度早い段階でブライト選手に決定をしていたような状況。決め手としては長打力、身体能力も高く3拍子揃っている。そういう将来性を含めて楽しみな選手だと思っています」と1位指名の理由を語った。

 中日はリーグワーストの本塁打数(69本)でチーム得点数(388)は12球団最下位。決定力不足に悩まされリーグ5位に低迷している。打てる野手が最大の補強ポイントだっただけに「(ブライト選手には)打撃というものが期待されると思う。バンテリンドームは広いですけどチームとしてのホームラン数を増やしていきたい。そういう球団の思いを背負ってくれるんじゃないかな」と期待していた。