巨人が9日の広島戦(マツダ)に1―7で敗れ5連敗となった。重苦しいムードをなかなか払拭できずにいるが、そんな中でも好守で躍動したのが24試合連続安打を放った松原聖弥外野手(26)だった。

 初回に右前打を放ち24試合連続安打。1968年に記録した、球団歴代3位の王貞治まであと1試合に迫った。右翼守備では7回二死一、二塁で右前打を本塁ノーバウンド返球。間一髪、補殺した。

 元木ヘッドは「初回に打って四球も選んでるしね、ホームでも刺してるし」と敗戦の中、好守で活躍したリードオフマンに最敬礼だった。

 原監督も松原の連続安打に「そうですね」とうなずくと、一番打者の出塁が得点に結びつかないことに「なかなか、つながらないというところですね」とクリーンアップの奮起を促した。