「マウンド」も「笑い」も頼りになる〝ハマの助っ投〟だ。DeNAのフェルナンド・ロメロ投手(26)が7日、阪神戦(横浜)に先発し、8回を103球、6安打3四死球3失点、6奪三振。チームは4―3で逆転勝ちし、自身も今季4勝目を飾った。9月4日の中日戦(バンテリン)で来日初勝利を飾って以降、登板5試合でクオリティスタートの内容を残し、負けなしの4連勝となった。

 3回にマルテの先制打、大山にも2ランを被弾して3点を失ったが、慌てなかった。7回以外はすべて走者を背負う投球ながらも粘りの投球で、9回からエスコバーにバトンを託すまで大きく崩れることはなかった。

 試合後は決勝の逆転2ランを放ったソトともにヒーローインタビューの壇上に立ち、開口一番「ありがとうございます」と日本語で感謝の意を示した。そして「自分がやれることを集中して出せた。自分の後ろにはいい野手がいると信じながら、何とか粘り強く投げることができた。結果につながってうれしく思う。神様、そしてソトと(バッテリーを組んだ)山本にも感謝したい」ともコメント。

 最後はレパートリーを増やそうと現在、数多くマスターに取り組む日本語一発芸の〝新ネタ〟も披露。マイク越しに真顔で「ドゥン、ドゥン、ドゥン、クリティカルヒット!」と口にし、男女お笑いコンビ「Everybody(エビバディ)」のネタでハマスタ全体を爆笑の渦へと巻き込んでいた。