巨人のドラフト3位ルーキー・中山礼都内野手(19)が6日に、「9・10月度 スカパー! ファーム月間MVP賞」を受賞した。

 中山は開幕間もなく左肋骨(ろっこつ)骨折により戦線を離脱したものの、復帰後は好守でアピールを続け、五輪開催に伴う中断期間中のエキシビションマッチでは一軍に大抜擢。安打も1本放った。

 その後もアピールを続け、結果的にイースタン・リーグでは44試合に出場して打率3割9厘と活躍。来年は一軍へのステップアップにも期待が集まる。

 中山は「こういった賞をいただけたことはすごくうれしいことですし、これからより一層もっとチームの勝利に貢献できるようにプレーしていけたらなと思います」と喜びのコメント。活躍の要因を聞かれると「阿部二軍監督(現作戦コーチ)からトップをもっと引いて弓のように打てばもっと力が伝わるぞと指導いただいて、自分の中でもそこを意識して思い切った打撃をしていこうとしたら結果につながった」と、〝阿部塾〟の存在を明かした。