中日は5日の広島戦(バンテリン)に4―3と今季初のサヨナラ勝ちで連敗を3でストップ。高橋周が9回二死満塁から押し出し四球を選んで試合を決めた。

 以下は与田剛監督(55)の一問一答。

 ――先発の柳が8回11安打3失点も試合をつくった

 与田監督 まあ、調子が良い方ではなかったと思うけど、何とか最少失点で、勝つために何とか、そういう執念はすごく感じた。

 ――調子が良いときに比べて違う点は

 与田監督 毎回そんな同じではないので。フォームの微妙なバランスだとか、相手打者の対応とかもあるので、一概にこれがというところはないが、少しストライク、ボールがはっきりしていたかな。

 ――3回は3点先制できた

 与田監督 あそこは久しぶりにスタメンの渡辺が2安打で、今日は良い状態でチャンスもつくっていた。ビシエドも安打にならない中で、いい当たりは結構出てきていたので、それが今日は良い結果になったのかな。

 ――9回二死一、二塁に岡林を代打で起用し、安打を放った

 与田監督 もちろん彼の足の速さもあるし、シュアな打撃もある。初球から思い切って振れるというのはチャンスではすごく強み。ファウルの形も非常に良かったし。われわれの期待に応えてくれたと思っている。

 ――この経験をどう将来につなげてほしいか

 与田監督 若い選手は当然、将来のドラゴンズのスターになってほしいわけだから。ベテランも頑張っているし、そのベテランを脅かす存在というのが、どんどんまた出てきてほしい。いろいろな意味でそれぞれの世代が頑張っているから。

 ――最後は高橋周が四球を選んだ

 与田監督 やっぱりああいうところで、ストライク、ボールの見極めが非常に難しいところだから。サヨナラ勝ちが今季初めてでしょ? そういうところも含めて良かったんじゃないかなと思う。