阪神・佐藤輝の60打席ぶりヒットにテレビ局もホッ〝視聴率を左右する魅力的な選手〟

2021年10月06日 05時15分

長いトンネルを抜けた佐藤輝は塁上でガッツポーズ(東スポWeb)
長いトンネルを抜けた佐藤輝は塁上でガッツポーズ(東スポWeb)

 待ち焦がれた快音だ。阪神・佐藤輝明内野手(22)が5日のDeNA戦(横浜)の初回に60打席ぶりの安打となる右前適時打をマーク。二死一、二塁の場面で、苦手とされてきた外角へ沈む変化球を強引に引っ張り右前へ運ぶと、晴れ晴れとした表情で自軍ベンチへ向けガッツポーズを送った。

 長い長いトンネルからようやく抜け出すことができた背番号8は「チームの勝利に貢献できたのは久々だったのでうれしい。プロ野球は難しいなと思いました。この経験を糧にレベルアップし、チームの優勝に直結するような数字を残したい」と笑顔で語った。

 首位・ヤクルトも巨人を下したため、1ゲーム差は変わらない。苦しい戦いが続く中、前半戦の快進撃をけん引した規格外男の復調はチームにとってもこれ以上ない朗報だ。ここまで辛抱強く佐藤輝を起用し続けてきた矢野監督も「うれしそうな顔をしていたんでね。いいきっかけにしてほしい。この1本でいいとアイツも思っていないだろうしね」と安堵の表情。初回の右前打で出塁後、二死一、三塁から一走として重盗を仕掛け、4点目をもぎとった好走塁についても「うまくやってくれた」と高く評価した。

 佐藤輝の復調に胸をなでおろしているのはチームスタッフだけではない。在阪テレビ局関係者は「佐藤輝選手がスタメン出場している試合とそうでない試合ではやはり前者の方が視聴率がいい。長いスランプでしたが、野球ファンにとって佐藤輝が魅力的な選手であることは変わりありません」と笑顔を見せる。

 これ以上不調が長引けば、事実上のシーズン終了ともいえる今季2度目の二軍落ち、そして来週から始まるフェニックス・リーグ参加の可能性すらあっただけに、この日マークした1安打の価値は大きい。シーズンは残り16試合。黄金ルーキーの逆襲はここからだ。

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