阪神は5日のDeNA戦(横浜)に5―2で快勝し4連勝。初回に中野、大山、佐藤輝らのタイムリーなどで4点を挙げると、3人の中継ぎ投手による継投策も奏功し、接戦をものにした。

 先発の青柳晃洋投手(27)が6回6安打2失点の内容で8月24日のDeNA戦(甲子園)以来となる11勝目をマーク。序盤に打線からプレゼントされた大量のリードを背に、身上とする粘りの投球でDeNA打線を料理した。白星に恵まれない中「(高橋)遥人が活躍するのを見て悔しい思いもしていたが、何とか自分の仕事をしようと頑張りました」と率直な胸中を明かした。

 横浜スタジアムでの登板は、今夏に行われた東京五輪以来。思うような結果を残すことができなかった同球場について「嫌なイメージしかなかったんですが(笑い)」としつつも「マウンドも変わっていましたし、横浜相手には負けていなかったので。嫌な気持ちもありましたが何とかその記憶もなくせました」とほほ笑んだ。

 自身の目標として設定している13勝まであと2勝となったが「自分の目標よりもチームが優勝できるように。残りの試合全部勝てるように頑張りたい」とした青柳は、リーグ制覇へ向け改めて強い意欲を示した。