中日 “次期” 監督に…OB・宇野勝氏が電撃提言「もっと若手野手を信じて、積極起用せよ!」

2021年10月05日 05時15分

中日の未来を担う石川昂(手前左)と根尾(同右)
中日の未来を担う石川昂(手前左)と根尾(同右)

【宇野勝 フルスイングの掟】中日の今季優勝が完全消滅し、来季は監督が誰になるのか注目されている。ただ、誰が監督になろうとも、来季こそ11年ぶりV奪回のために必要なことがある。まずは意識改革だ。

 V逸した一番の要因は誰が見ても貧打だ。中日の歴史上でこれだけ強烈に打てなかった年はなかなかない。そもそもチームにはすぐれた野手はそろっている。変にチームバッティングで(右打者なら)右方向へ狙ったりする考えが、はびこっていることが問題。通常通りの感覚でやればいい。彼らが持っている能力を信じて自分の打撃をさせることができれば、得点能力は自然と上がっていく。

 2004年の監督就任1年目に落合監督は「現有戦力の10%底上げ」を掲げてリーグ優勝を成し遂げたが、私も同意見で、今よりも練習量を増やすことも必要。練習は嘘をつかないし、やって損になることはない。やりすぎてけがをする恐れもあるが、そこでけがをするようではそこまでの選手ということ。とにかく鍛え上げてほしい。

 昨季は最下位だったヤクルトがここまで首位で優勝射程圏だが、村上の成長が大きい。中日にだって石川昂弥という大砲がいる。「体力がつくまで二軍で鍛えて」とよく言われるが、今の時代は食事も良くなっているし、大学・社会人でないと即戦力ではないという考え方は古い。ほかにも根尾、岡林、石垣といった好素材の選手がゴロゴロいるし、少なくとも石川昂弥は来季はキャンプも開幕もずっと一軍に置き、高卒2年目から出てきた村上のような意識や覚悟を持たせることが大事になる。

 あとは長打のある外国人野手の補強も重要。優勝争いしているヤクルトはオスナとサンタナ、阪神はマルテ、サンズといった助っ人の活躍があった。やっぱりそういう選手がいるとチームの刺激になる。中日もビシエドと、もう1人長打のある外国人が入れば面白い。

 もちろん、これだけ打てないのは首脳陣の責任が大きい。来季の監督にはもっと若手野手を信じてどんどん積極的に起用していってほしい。(本紙評論家)

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