王氏の説得に応じず秋山監督は固辞

2012年09月07日 11時01分

 日本プロ野球選手会のWBC参加表明を受け、次なる焦点は難航している代表監督人事に移った。イニシアチブを握る加藤コミッショナーは4日、「今後は監督選考を第一に考え、なるべく早く決めたい」と話し、特別顧問のソフトバンク・王球団会長に相談して選任作業を本格化する意向を示した。

 では加藤コミッショナーの考える監督候補とはいったい誰か。球界関係者の話を総合すると、初めに名前が挙がるのは前回大会で日本を連覇に導いた巨人・原監督だという。この日、NPB事情に詳しい球界関係者からは「近日中にも、加藤コミッショナーが原監督に正式な就任要請を行うだろう」との注目発言が飛び出した。

 ただし原監督は早くから「今回は受けない」と周囲に漏らしており、オファーを断るのは確実と見られている。巨人でも「前回で十分」との空気が広がっており、就任を望まない声は強い。

 コミッショナー側としても断られるのは織り込み済みのようだ。「まずは前回優勝監督に話を持っていくのが筋でしょう。当然、その次の候補も頭にある」(前出の球界関係者)という。

 だが、他に決定的な候補者がいるかといえばそうではない。原監督と並ぶ有力候補と目されていた落合前中日監督について、コミッショナー周辺は「加藤さん自身が良く思っていない。(就任要請は)ありえない」と話す。NPB内部では落合氏を推す声も確かにあったが、前回大会で選手供出を拒むなど、非協力的な姿勢を取ったことが尾を引いているようだ。