5連敗中の巨人が24イニングぶりに得点を奪った。

 1日のDeNA戦(東京ドーム)で2点を追う巨人は6回、先発・ロメロから岡本和、亀井、大城の3連打で無死満塁の好機。ここで「7番・中堅」丸が149キロ直球を逆らわず左前へ運んだ。二走・亀井も捕手と交錯しながら生還し、同点に追いついた。

 巨人はこの日、5回までゼロを並べた。29日の中日戦(バンテリン)から2戦連続で零封負けと23イニング連続無得点となっていた。

 背番号8は4回にも3戦連続安打となる二塁打を放つなど、不振からようやく状態が上向いてきた。この日も原監督が丸に打撃指導を行っており、その恩に報いた形だ。

 そんな丸だが走塁では〝ミソ〟がついた。一死二、三塁で重信の一塁正面への強いゴロで二走・丸がスタート。だが三走・大城はスタートを切っておらず、最後は三本間で挟まれた大城が本塁憤死。勝ち越しの好機を生かせなかった。