これも時代の流れなのか。女ピン芸人の渡辺直美(27)が、出会い系アプリを使って男あさりをしていると一部で話題になっている。芸能人にあるまじき行為だが、渡辺に限ってはネタになるだけに、意外にも周囲は好意的。本人もノリノリなようで、特にインド人男性からのアプローチがものすごいことになっているという。

 直美が使っているのは「Tinder(ティンダー)」という米国発のスマホ向けアプリ。本紙男セン面コラム「ヤリチン専門学校A」でも「ヤレる」と評判だ。

 ティンダーはフェイスブック(FB)と連携した実名制とあって、“サクラ”が登録されている割合は一般の出会い系アプリより少ないとみられる。スマホのGPS(全地球測位システム)機能と連動して、近くにいる異性のFBプロフィルが入手できる。

 ユーザーのある30代男性は「何げなくアプリを開いたら、渡辺直美が急に表示されたんです。びっくりしましたが、公開されている画像を見ると、明らかに本人(笑い)」と興奮したように語る。

 ほかのユーザーらからも「直美が出てきた!」との証言が続いた。だが、昨今のSNSでは本人になりすます悪者も存在する。今回も、その類いなのかとユーザーはいぶかしんでいた。

 ところが、直美本人が11日付のFBで真相を明かした。

「NYにいるとき、語学学校の先生と一緒に登録した出会い系サイトを久々に開いてみた。新しく自分の写真を載せて開始してみた」。やはり、本人だったのだ。

 出会いがどうなったのか“結果”もつづり始めている。「日本に住んでるインド人数十人からのメッセージが止まらない」(FBから)。なんと、インド人にモッテモテになっていることも明かしている。

 とはいえ、女性芸能人が出会い系サイトとは、本来、マユをひそめられるもの。特に、レギュラー番組やCMを持つタレントは手を出してはいけないはずだ。

 直美も17日に放送が始まったロッテのガム「Fit’s」CMに出演中で、若手人気女優広瀬すず(16)と共演しコミカルなダンスを披露している。問題はないのか。

 芸能プロ関係者は「アイドルなら完全にNGでしょうが、女芸人で、おデブなブスっ子キャラですから、アリなんじゃないですか。インド人にモテモテとか、トーク番組のネタにもなりますからね」と好意的だ。

 広告業界関係者も「爽やかなイメージが求められる食品のCMに起用されながら、出会い系の利用という真逆の行いをしている。普通ならアウトだが、直美なら許されるというイメージがある。タレントとしては珍しい存在」と、直美は特別扱い枠だという。

 テレビ局のベテランプロデューサーは「女性でありながら、出会い系の利用を公言するとは破天荒。若手芸人に小物が多いといわれるなかで、彼女の存在感はかつてテレビが元気だったころの芸人に近い」とまで語る。

 渡辺直美おそるべしなのだ。