救援陣が痛恨被弾を許した。巨人の宮本和知投手チーフコーチ(57)が2―5で敗戦した28日の中日戦(バンテリン)後、8回にそれぞれ2ランを被弾した中川と高木について言及した。

 まさに手痛い失点となった。直前の攻撃で1―1の同点に追いついた8回の守りで、マウンドには2番手・中川が登板。無失点リレーで反撃へとつなげたいところだったが、中川が一死一塁から福留に勝ち越し2ランを被弾。一気に中日打線に流れを持っていかれると、その後も一死一塁の場面で今度は3番手・高木が木下に代わり早の一発となる2ランを浴び、4点にまでリードを広げられた。

 結局最後までその差を縮めることはできず、無念の3連敗を喫した。

 ここまで15試合連続無失点としていた中川の失点ということもあり、試合後の宮本コーチの口ぶりも淡々とした様子。「そういうこともありますね」と振り返れば、この日一軍に昇格したばかりの高木に対しても「まだまだこれからだと思います」と期待感も口にした。この日の敗戦をきっかけに、心機一転といくことができるだろうか。