また快挙達成だ。広島のルーキー守護神・栗林良吏投手(25)が28日、阪神戦(甲子園)で今季27セーブ目をマーク。登板10試合連続セーブで2015年のDeNA・山崎が残した新人最長の9試合連続セーブを抜き、3連投でNPB新人記録を樹立した。

 2点リードの9回からマウンドに立ち、先頭のマルテを中飛。続く大山には四球を与えるも慌てることなく、糸原を148キロの直球で空振り三振を奪い、最後はサンズも150キロの直球で詰まらせて右飛に打ち取った。

 前回登板となった26日のDeNA戦(横浜)では球団の新人最多セーブ記録を更新。この日もNPB新人連続セーブ記録を塗り替えたが「前回のハマスタは本当に自分が目標としていたところ。今回に関しては本当に言われなければ全然気付かなかったことなので。でも、記録はあまり気にしていないですけど、今日はちょっと頭の中にはありました」とコメント。

 自身が締めくくりチームも2―0で勝利し、4連勝。最後に鯉のルーキー守護神は「自分に回ってくる場面は、いろんな人がつないでくれた最後の場面。そういう人たちの期待を裏切らないように。そういう人たちが作ってくれた試合を壊さないようにやっていきたい」と頼もしい言葉で締めていた。