米大リーグ・ヤンキースから8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹投手(40)が16日、広島市内のホテルで入団会見を行った。

 100人以上の報道陣に迎えられて登場した黒田は「カープ、ドジャース、ヤンキースでやってきたが、そのなかで一番多いメディアの人に囲まれて戸惑っています」と苦笑い。

 メジャー球団からの巨額オファーを断り広島への恩返しをする“おとこ気決断”について「2006年にFAを取ったときにファンの人たちに心を動かしてもらったので、今度はファンの人たちの心を動かせればいいなと思って決断した」と説明した。

 赤ヘルファンからの期待は日に日に増すばかり。久しぶりの日本球界について「40歳なので、皆さんが期待するほどのピッチングができるか現時点で自信はない」と慎重な姿勢だった。

 今後は17日に沖縄入りし、18日の練習からチームに合流する。