巨人は26日の阪神戦(東京ドーム)で3―4の惜敗を喫し、122試合目にして自力優勝の可能性がなくなった。

 1点差を追う9回の攻撃はスアレスの前に一人の走者も出せずにゲームセットとなると、原辰徳監督(63)はグラウンドにクルリと背を向けてバックヤードへ引き揚げた。終盤に追い上げたが、あと一歩及ばず悔しい敗戦。報道陣から阪神との上位対決3連戦を2敗1分けで終え、自力Vの可能性が消滅したことを伝えられると「俺たちは別に心構えとしては全く変わらない状態で、明後日からも戦うというところですね」と前を見据えた。

 ライバルチームの勝敗によって自力Vの可能性が復活するケースもある。残りは21試合。次カードは28日から中日との3連戦(バンテリン)に向け、これまで通り一戦必勝の構えで臨む。