巨人・山口俊投手(34)が26日の阪神戦(東京ドーム)に中4日で先発し、3回途中1失点で降板した。

 日本では14年ぶりの中4日となった右腕は立ち上がりからボール球が先行し、2回までに3四球を与え、54球を要した。得点こそ許さなかったが、3回は二死から大山に投じた初球が真ん中付近に入り、看板直撃の特大ソロを浴び、与えたくない先制点を献上した。

 山口は次打者の糸原に再び四球を与え、原辰徳監督(63)はゆっくりと腰を上げ、2回2/3で70球2安打4四球の右腕に降板を命じた。指揮官が球審に交代を告げるためにグラウンドに姿を見せると、スタンドのファンからは大きなどよめきが起こった。また、2回裏の攻撃が8番の捕手・大城で終了していたため、その8番に2番手の戸根を入れ、「9番・捕手」には大城に代わって岸田が入りマスクをかぶった。