西武の3年目・渡辺勇太朗投手(21)が26日のロッテ戦(メットライフ)に先発し4回2/3を投げ6安打5失点(自責点4)で降板した。

 この日が6試合目の先発登板となった渡辺。相手先発は母校・浦和学院の小島和哉投手(25)の同門対決となった。

 立ち上がり、渡辺は先頭の荻野を四球で歩かせ二死からレアードの右中間適時二塁打で早々に先制を許す。

 2回に山川の18号2ランで2―1と逆転してもらったのも束の間、3回に同点に追いつかれる。その裏、相手先発・小島の乱調で連続押し出しにより再び西武が4―2とリードを奪うも渡辺はこのリードを守れなかった。

 勝利投手の権利がかかった5回、渡辺は先頭の加藤に四球を与えると1番・荻野の左線二塁打で二、三塁。続く佐藤の中前適時打で一気に二者が生還、同点とされ天を仰いだ。

 この後、2番手・公文が二死一、二塁から藤岡の適時打で渡辺の残した逆転の走者・佐藤を還し渡辺の失点は5(自責4)となった。

 渡辺の話=「3回まではリズムに乗ることができませんでした。逆転していただき、4回は抑えることができましたが、5回に先頭打者を四球で出してしまい、点を取られるような投球をしてしまったと思います。ボールが高くいってしまったところがありました。(5回の同点適時打は)上手く打たれてしまいました。(中盤カーブをうまく使うシーンもあったが)何とか立て直そうとしたのですが、(失点した)1回と5回は先頭を四球で出してしまい、良くない流れを作ってしまったと思います。ストライク先行で投げることができなかったので、(今後)修正していきたいです。(高校の先輩・小島との投げ合いは)試合が始まればそのことを意識することはありませんでした」