目指すは虎の長野! 阪神のドラフト3位ルーキー・江越大賀外野手(21=駒大)が13日の韓国サムスンとの練習試合に「1番・中堅」で出場し、5打数4安打1打点と大暴れした。

「最初の打席で真っすぐをしっかり捉えられたのが良かった」。2013年のWBCで韓国代表入りした先発・車雨燦(チャ・ウチャン)から適時打を含む2安打を放つなど、元横浜のサムスン・門倉投手コーチも「新人とは思えないいい打撃だった」と脱帽した。

 そんな江越がお手本にしているのが巨人・長野だ。「大学の時からしっくりくるタイミングの取り方として、巨人の長野さんの打ち方のマネというか、参考にしている」。目下、長野の打撃DVDを教本としながら、マートン、大和、福留らのシ烈な外野争いに割って入ろうと懸命だが、巨人・三沢スコアラーは「大変面白い存在になる」と“大穴候補”であると見ている。

 和田監督からも「内容が非常にいいよね。追い込まれてからもしっかり対応ができているからね」とベタ褒めされた江越。若手の底上げに悩む指揮官のためにも“虎の長野”として結果を出していくしかない。