巨人・桜井俊貴投手(27)が24日、2位・阪神との直接対決(東京ドーム)の2番手で登板し、マルテに特大の19号2ランを浴びた。

 先発したメルセデスが3回で降板し、マウンドに上がった右腕は4回こそ三者凡退で抑えた。続く5回は先頭打者の坂本に中前打を許しながら近本、中野を打ち取って二死までこぎつけた。

 しかし、マルテに3球続けた直球が甘く入り、左中間スタンドの上段まで運ばれ、6―5の1点差に詰め寄られた。完璧すぎる打球に、左翼手の亀井、中堅手の丸もその場に立ち尽くして打球を見送るしかなかった。

 打線は3点のビハインドを岡本和の38号3ラン、丸の17号2ラン、坂本の適時打でひっくり返したが、予断を許さない展開に。桜井は5回裏の攻撃で代打・中島を送られて2回2失点で降板となり、ベンチで悔しそうな表情を浮かべていた。