打撃不振の巨人・丸に「もうヒッチを捨てろ!」広島時代の大先輩が重大決断のススメ

2021年09月24日 05時15分

原監督は連日、丸にマンツーマン指導を行っているが…
原監督は連日、丸にマンツーマン指導を行っているが…

 巨人・丸佳浩外野手(32)が大きなカベにぶつかっている。試合前には原辰徳監督(63)が連日、マンツーマン指導を行い、打棒復活を願っている。広島での新人時代から丸を見守ってきた広島OBの本紙専属評論家・大下剛史氏は「今こそ決断する時だ」と話すと、丸の代名詞とも言えるグリップを上下させる「ヒッチ」を「もう捨てろ」と提案した。

 23日の広島戦(マツダ)は一軍に再昇格した中田が復帰1号弾となる先制2号2ラン。坂本、ウィーラーの一発攻勢で先発・高橋を援護し5―0で勝利した。高橋はセ・単独トップの11勝目。V戦線に踏みとどまった原監督は「まあ、ツーアウトから両方(中田、坂本の2ラン)とも出たっていうのが大きいですね」とうなずいた。

 9月初の連勝を飾った巨人だが、今月6勝9敗3分けの原因の1つが5年契約3年目の丸の不調なのは間違いない。この日は「6番・中堅」で出場も前夜の2安打3打点から一転、3タコ音なし。打率も2割4分7厘となった。

 その丸の打席を注視した大下氏は「丸よ、もうヒッチを捨てろ」とキッパリ。その理由について「今の丸はヒッチした分だけ、ボールに差し込まれている。32歳になって動体視力の衰えなのか、肉体的な変化なのかは分からないが、根本的に打撃を変えなきゃいけないところまで来ている」とした。

 もちろん優勝争い佳境の今、時間的な余裕はない。大下氏は「原監督が試合前練習で連日のように丸を見ている。打撃フォームを見たら以前よりヒッチが小さくなっていた。遅れないためにはバットを短く持つ、早めに始動する、最短距離でバットを出すなど微調整しながら、今季を乗り切るしかない。オフに自主トレとキャンプ期間を使い、新たな打撃フォームをゼロから作り上げた方がいい」と提案した。

 実際、今季の丸は苦しみ抜いている。開幕直後の4月に新型コロナ陽性で離脱し、6月には巨人移籍後初の二軍落ちを経験。長嶋茂雄終身名誉監督の直接指導で一度は復調したものの、後半戦からさらに長いトンネルに入った。

 今月9日のDeNA戦(横浜)で安打を放つまで25打席連続無安打。さらに9打数連続空振り三振の屈辱も味わった。26打席ぶり安打が同点適時打になると、丸は塁上で目を真っ赤にした。そんな劇的な一打も復調にはつながらず、3試合連続でスタメンを外れた。

 2017年、18年と2年連続セMVPを獲得した丸がフォームを作り直すというのは、並大抵のことではできない。ヘタをすれば打撃そのものが壊れてしまう危険性もある。

 それでも大下氏は「丸は若いころから必死の努力で今の打撃を築いた。どんな目にあっても、へこたれるような男じゃない」と復活を信じ、優しい目を向けた。果たして大先輩からの言葉を丸はどう受け止めるのか。

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