巨人・中田翔内野手(32)が21日の広島戦(マツダ)に「6番・一塁」でスタメン出場し、3打数無安打に終わった。

 2回の第1打席は四球を選んで出塁したものの2、3打席目は空振り三振、9回の最終打席は中飛に倒れた。二軍戦では6戦4発を放つなど、圧倒的な力の差をみせつけたが、最短の10日で一軍復帰したこの日は快音を響かせることはできなかった。

 それでも、首脳陣には打率1割5分に低迷した二軍降格前より前進したと映ったようで、原辰徳監督(63)は「まあまあ、いい感じだと思いますね。結果は出なかったけど、フィールディングなんかうまいしね」。元木ヘッドコーチも「良くなっている。良くなっているけど、やっぱり1本打ちたい力みもあった。それはもう誰もがそういうのはあるし」と分析した。

 残り26試合となり、悠長には構えていられないが、大砲の爆発を待つ。