久々の大爆発だ。首位・阪神と3・5ゲーム差の巨人は19日の直接対決(甲子園)で、打線が底力を見せた。


 初回にエース・菅野智之投手(31)が1点を失う苦しい展開。それでも負けられない巨人は、2回に虎先発・ガンケルを攻める。まずは一死二、三塁から、大城が前進守備の間を抜き、中前へ2点タイムリーを放った。さらに一死一塁から菅野の犠打が敵失を誘い出塁すると、吉川がセンターバックスクリーンに5号3ランを叩き込んだ。

 これで終わらない。一死二塁からキャプテン・坂本が2戦連発となる17号2ラン。この回、一挙7得点と大きなリードを奪った。

 9月に入り打線が湿りがちだった巨人は、15日のDeNA戦(東京ドーム)の7得点が最多だった。それをたった1イニングで奪う形となった。