連勝街道を進撃中だ! 巨人の二軍が19日のイースタン・リーグ・ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)に4―3で勝利し、6連勝とした。

 粘り強さを見せた勝利だった。4回までわずか1安打の無得点に抑え込まれていた巨人打線だったが、1点を追う5回、重信と石川の内野ゴロの間にそれぞれ1点ずつを奪って逆転。直後の6回に2点を返されてまたもや1点を追う展開となった7回には、重信がセンターへの適時打を放ってすぐさま同点とした。

 最後は9回一死一、二塁とサヨナラのチャンスで、代打・香月が右前打を放つと、これを右翼の松井がファンブルし、その間に一走・陽が激走して生還。見事にサヨナラ勝利を収めた。

 巨人二軍は10日のロッテ戦(ジャイアンツ球場)まで悪夢の10連敗を記録。だが、11日の同カードから6連勝し、リーグ順位もこの日で7位から4位に急浮上した。

 くしくも連勝が始まった11日は、中田翔内野手(32)が再調整により二軍降格となった日。その中田も6試合に出場して打率5割(22打数11安打)の4本塁打、13打点と格の違いを見せつける復調ぶりを見せている。

 再昇格を待つ主力の爆発ぶりは、アピールを続ける若手の刺激にもなっているようだ。