開幕ローテーション入りを目指す日本ハム・斎藤佑樹投手(26)が8日、紅白戦に登板。打者8人に33球を投げ、1安打1失点(自責0)だった。

 斎藤は紅組の先発として登板。中田、陽、田中賢を除く主力組を相手にマウンドに上がった。初回、西川を打ち取った二ゴロを3年目・森本が失策。いきなり走者を背負う嫌な展開となった。しかし、ここは左打者の中島をツーシームで打ち取り4―6―3の併殺に打ち取った。

 続く谷口も“三邪飛”に仕留めながら、ルーキー・高浜がこれを失策。若手2人に足を引っ張られながらも気落ちすることなく、谷口を中飛に打ち取ってこの回を切り抜けた。

 この流れは2回も変わらず、先頭の新外国人・レアードの遊ゴロを今度は2年目・渡辺諒が失策。続く近藤に中前打を許して一、三塁とされ、石川の右犠飛で1点を失った。二軍若手内野手の計3失策にリズムを崩されながらも、2回を1安打1失点(自責0)とまずまずの実戦初登板となったが、納得した様子はない。

「結果は見た通りですけど、やるべきことがたくさんある。ストライクゾーンの中で勝負することをテーマに置いてましたけど、そのへんですね。納得はしてないです」と笑顔はなかった。

 なお、この日の最速は140キロだった。