巨人の山口俊投手(34)が14日のDeNA戦(東京ドーム)で、まさかの危険球退場となった。

 同点の7回一死から、ソトに投じた147キロ直球が内角高めに抜けた。ボールはヘルメットをかすめ、小林のミットへ。ソトが球審にアピールし、死球が宣告された。その後、西本球審が審判団をマウンド付近に集め協議。危険球と判断され山口が退場になった。

 西本球審は「山口投手を危険球により退場といたします」とマイクで説明。直後に急きょ、マウンドに上がった2番手・田中豊が牧に勝ち越しの2ランを被弾した。

 そこまで84球3安打1失点と完投ペースだった山口の1球が、巨人にとんでもない悲劇を呼び込んだ。