阪神・糸井嘉男 プロ通算300盗塁 前夜には記録達成の〝予兆〟も

2021年09月11日 17時51分

記録達成ボードを誇らしく掲げた阪神・糸井(東スポWeb)

 阪神・糸井嘉男外野手(40)が11日の広島戦(マツダ)の8回に二盗を記録しプロ通算300盗塁を達成した。同記録到達はプロ野球史上31人目となる快挙。4―1の快勝劇にも貢献した糸井は試合後「勝ち試合で達成できて良かった。チームメート皆が喜んで祝福してくれたのが何よりもうれしい」と球団を通じコメントした。

 2020年7月2日の中日戦(バンテリン)で299盗塁をマークして以降、届きそうで届かなかった節目の数字についに到達した。3―1と2点をリードした8回無死一塁から代打で登場すると、右前打を放ち一、三塁とチャンスを拡大。一走として塁上に残った糸井は、次打者梅野の打席ですぐさま二盗を仕掛け見事に成功させた。

 二塁塁上で糸井は記録達成に沸く自軍ベンチへ向けガッツポーズ。続けて300盗塁記念のボードを掲げ笑顔を見せた。1年以上チームとともに日本各地の球場を旅し続けてきた記念ボードにもついに〝出番〟が訪れた格好だ。

〝予兆〟らしきものは前夜にあった。10日の同戦でチームメートの西勇がプロ通算100勝を達成。100勝記念ボードとともに、チームメートが集った記念写真はすぐさま球団公式インスタグラムにもアップされた。

 ところがこの写真の中に糸井の姿はない。糸井本人曰く「(球場から宿舎へ引き揚げる)バスに乗るのが早すぎた」(糸井のツイッターアカウントより引用)そうだ。

 更に糸井は「西おめでとう。記念ボードえーなー」とツイート。なかなか出番の回ってこない自身の300盗塁記念ボードを引き合いに自虐したつぶやきだったが、僅か一夜で〝フラグ回収〟に成功した格好だ。

「膝も良くない中、しっかりケアをしながら外野守備も含めてしっかり走ってくれている。300(盗塁)ってのはとんでもない数字。走攻守バランスよく整った嘉男を表すにはぴったりの素晴らしい記録」と祝福した矢野監督を「絶対に胴上げすると胸に誓って残りの試合を頑張りたい」と糸井も力を込める。次の〝歴史的瞬間〟は16年ぶりとなるリーグ制覇。そして36年ぶりとなる日本一だ

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