悔しげに唇をかんだ。広島の高橋昂也投手(22)が11日の阪神戦(マツダ)に先発し5回0/3を投げ被安打7ながらも3失点の粘投を見せた。ただ、打線の援護なく5敗目(3勝)を喫した。

 5回まで走者を出しながらも踏ん張っていた。しかし、6回に先頭・中野に安打、サンズには四球を与えて無死一、二塁のピンチを招くと、マルテへの5球目の142キロ直球が甘く入り17号3ランを浴びた。

「(相手先発の)秋山さんに勝てるように必死で臨んだ」という高橋昂は「5回まではしっかり丁寧な投球を心掛けていけたんですけど、6回の本塁打のシーンが完全な失投なので。あの1球が悔やまれます」と肩を落とした。