今季ワーストとなる5連敗中の3位巨人が、11日の中日戦(東京ドーム)でも初回に先制点を献上した。

 またもや苦しい立ち上がりとなった。中5日で先発したメルセデスは一死一、二塁のピンチを招き、竜の主砲・ビシエドを見逃し三振で仕留め、二死までこぎつけた。しかし、5番の〝巨人キラー〟福田に初球の136キロを叩かれ、中越えの適時二塁打とされて2点を失った。

 これで巨人は4試合連続で初回に失点。前日10日の試合後には、宮本投手チーフコーチが「ここ3試合連続で先発投手が初回に点を取られている。CC(メルセデス)はしっかりと試合をつくる、先制点をあげない、ムダな四球を出さない。基本を大切にやっていくしかない」と話していたが…。

 これ以上の傷口拡大を防ぎ、大幅に組み替えた打線の奮起を待つしかない。