阪神・佐藤輝明内野手(22)と藤浪晋太郎投手(27)が10日、出場登録を抹消された。当面はファーム・鳴尾浜球場で再調整に臨む。

 佐藤輝は直近35打席連続無安打の大不振。矢野監督も前日9日のヤクルト戦(甲子園)終了後「今から考える」と登録抹消を示唆していた。

 この日、鳴尾浜球場に姿を現した佐藤輝は自身初の二軍降格にも「落ちてしまった悔しさはもちろんありますが、これをまた成長するチャンスだと思ってしっかり取り組みたい」と前向きな姿勢を強調。「ストライクをしっかり打ち返してボールを見極める。そういう基本的なところを積み重ねてレベルアップできるようにやっていきます」とした。

〝金の卵〟を預かることになった平田二軍監督は「(二軍戦に)出て打席に立って調子を上げていくということで。昨日井上ヘッドとも話をしてるのでね。いろいろなプレッシャーや疲れもあると思うが、それも言い訳にならないので、それをチャンスと捉えて。もう一回しっかり力をつけて上で活躍するためのいいチャンスにしようとテルとは話した」と説明。規格外ルーキーの再生に腕をぶした。