西武みるみる「栗山効果」 CS圏なら…お家芸の巻き返しに自信

2021年09月08日 05時15分

7日の試合前、栗山(中)だけでなく「栗山巧2000安打Tシャツ」で練習した西武ナイン(東スポWeb)

 逆襲へのお膳立ては整いつつあるか。西武が「栗山効果」を起爆剤に巻き返しに意欲を燃やしている。

 チームは現在リーグ5位と低迷。シーズン残り40試合を切り、首位オリックスとは9・5ゲーム差のため、リーグ優勝はほぼ絶望的な状況と言える。本来なら終戦ムードが漂っても不思議ではないが、球団スタッフはチーム状況について「明らかに9月に入ったころよりベンチのムードはいい。むしろ沈滞ムードが、あの偉業のおかげで一掃された感がありますからね」と不敵な笑みを浮かべた。

 前出スタッフが言う「偉業」とは4日の楽天戦で実現した「栗山の2000安打達成」だ。

 金字塔まで残り数本になったころからチームは「栗山の大記録をいい形で迎えるために」とナインが結束。この雰囲気が記録達成後も続いているようで「ここから巻き返す可能性は十分あると思いますよ」と自信を込める。

 実際、7日のソフトバンク戦(メットライフ)の練習前にはチーム全員で栗山の偉業を祝し、記念撮影。その後の練習では選手やコーチら全員が栗山のオリジナルTシャツを着て練習を行うなど、祝福ムードに加え一体感が生まれていた。そして試合では2点を追う8回二死走者なしから、甲斐野に4連打を浴びせて逆転勝ち。このムードがあれば、巻き返しは不可能ではない。

 西武は昨年も7、8月で大きく負け越し(計50試合20勝28敗2分)もシーズン終盤の9月、10月(計52試合28勝23敗1分)で上位に猛追。最終的に勝率5割でリーグ3位に滑り込んだ。昨季はCS進出が2位以内だったが、今季は例年どおり3位以内に戻る。現在3位・楽天とは6ゲーム差。CS進出からの日本一は夢ではないだろう。

 栗山の偉業効果に加え得意の「追い込み」がハマれば…。獅子の逆襲は軽視できない。

関連タグ: