巨人・原辰徳監督(63)が3日の阪神戦前の練習で、中田翔内野手(32)に打撃指導を行った。

 甲子園球場の室内練習場で行われた練習で、指揮官は打撃ケージでバットを振り込む中田に歩み寄り、自らのノックバットを使いながら身振り手振りでアドバイスを送った。電撃トレードで巨人に入団してからの中田は、10試合に出場して打率1割5分4厘、1本塁打、2打点の成績。前日2日のヤクルト戦(京セラ)では「5番・一塁」でスタメン出場し、2打数無安打で3打席目に代打に若林を送られて退いていた。

 中田も復調へ必死の様子で、練習開始時には石井琢朗野手総合コーチ(51)に付きっきりで指導してもらい、フリー打撃後にも石井コーチと言葉を交わしながらひたすら素振りを繰り返した。

 この日の試合には「6番・一塁」で先発出場する。努力が実を結ぶのか見ものだ。