低迷・西武に「少なくとも数試合は奮起を」の声が出るワケ

2021年09月02日 06時15分

2000安打まで残り2本

 最悪の状態で金字塔を祝うことだけは避けたいところだが…。西武の球団関係者がこのところ低迷するチーム状況に頭を悩ませている。

 8月13日から再開されたシーズン後半戦は17試合を終え5勝9敗3分。現在は借金「9」も8月31日には5年ぶりに借金が「10」に膨れ上がるなど厳しい戦いを強いられている。しかも6位日本ハムとのゲーム差はわずかに1・5差。「振り向けばハム」どころか、最下位転落も現実味を帯びている。そんな危機的状況に周囲が気をもむのも無理はないが、西武には少なくとも今後数試合は負けられない理由がある。栗山巧外野手(37)の2000安打が間近に控えているからだ。

 1日時点で栗山は2000安打まで残り2本。その記念すべき日をチームが最悪の状態で迎えればお祝いムードは盛り上がりに欠ける。仮にも偉業達成日に大敗したり最下位転落となれば、それこそチーム全体に沈滞ムードが漂いかねない。そんな嫌な空気を回避するためにも「少なくとも今後数試合、栗山の2000安打達成までは何とか奮起を」と関係者は祈るような気持ちでチームの行方を見守っている。

「選手の個人記録とはいえ、栗山の2000安打は西武の生え抜き選手としては初ですから。その意味でも特別ですし、達成時はチーム全体で気持ちよく祝いたい。もっと言えば栗山の2000本をきっかけにチームも浮上してほしいのですが」とは球団関係者。

 周囲の空気を察知したのか西武は1日のロッテ戦を14―7で勝利。何とか連敗を「3」で止めたが栗山の偉業に花を添えるべくチームは調子を取り戻せるのか。

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