中日打線が31日の阪神戦(甲子園)で今季最多となる17安打と大爆発し8―5と打ち勝った。不振だった高橋周が2安打4打点と大暴れすれば、ビシエドは今季初の4安打、5―5の7回には福留が値千金の右越え適時二塁打を放ち、勝ち越した。

 以下は与田剛監督(55)の一問一答。

 ――打線がつながった

 与田監督 よく打ってくれたね。

 ――青柳から3回は一挙5得点を奪った

 与田監督 対策を見つけて、それぞれがしっかり結果を出したのでは。

 ――ツーシームやシンカーを狙っていたようだが

 与田監督 個々の判断はちょっと分からないが、全体的に低めのボールをうまく投げる投手なのでなんとかその辺の見極めを、ということでやっといい形になりました。

 ――青柳に対してゴロでも強い打球が多かった

 与田監督 これまでもずっといろんな対策は取ってきているので、なかなかそれができない中で、今日のゲームだった。青柳の状態もそんなに良くなかったかもしれないし。あくまで今日1試合打っただけの話なので。また次の対決のときに同じようにやれたら。

 ――4打点と高橋周にも当たりが出始めた

 与田監督 まだまだこれからですね。打率が2割4分2厘ぐらいかな。どんどん上がっていってくれればいいなと思う。

 ――福留も勝ち越し打

 与田監督 本当にみんなよく打ってくれたと思う。

 ――高松はセーフティーを決めた

 与田監督 そういうことを期待してスタメンで使っているので。サインが出なくても自分で思い切っていろいろやっていいぞ、と言っている。いろんな意欲が出てきたのかな。

 ――二塁の守備でも初回に好プレーがあった

 与田監督 もちろん、それもどんどん使っていきながらね。守備範囲も広くなってきているし、上達してきたなとは思う。

 ――先発の福谷は5回に球が全体的に高くなってきた

 与田監督 そこは次回に向けての反省ですね。何とか5点リードをもらって(3回に近本の)打球が当たったというのはあったが、本人が大丈夫と言う以上は、何とか投げ切れるような投球をしてほしい。われわれもそういう経験はあるが、それぐらいの選手だから、次に期待します。

 ――何とか追い越されずに3番手の田島からしっかりつないでいけた

 与田監督 そこでしょうね。何とか同点で持ちこたえた。(勝因は)そこだと思う。