元中日で野球評論家の川上憲伸氏(46)が31日、都内で男性向けエンターテイメントチャンネル「MONDO TV」の新番組『俺プロ! ~俺たちのプロ野球~』(10月28日スタート、隔週木曜深夜0時)の取材会に、フリーアナウンサーの上田まりえ(34)と登場した。

 同番組は川上氏と上田がMCを務め、毎回元プロ野球選手をゲストに迎え、当時の知られざるエピソードや裏話などの野球トークを届ける。

 1・2回のゲストには2008年北京五輪日本代表のチームメートで元ヤクルトの宮本慎也氏が出演予定。

 1996年のアトランタ五輪に選ばれなかったことが「甲子園で負けたくらいつらかった」と語った川上氏。念願かなっての出場となった北京五輪だったが結果は4位。「日本シリーズで負けても泣かなかったけど、(五輪の)最後の試合でメダルが取れなくて。星野監督の『胸張って帰ろう。俺の責任だから』という言葉には涙が出ちゃったんですよね」と当時の悔しさをにじませた。

 今回の東京五輪については「正直なことを言うと、うらやましさはあります。おめでとうの気持ちもありますけどね」と語った。五輪に対して熱い気持ちを持っているだけに次回のパリ五輪で野球の不採用が決定していることについては「(いつか)絶対復活してほしいですよ」と断言した。

 一方で、優勝が遠のく古巣の監督候補とも噂される川上氏。報道陣から今後ユニホームを着る可能性について問われると苦笑いを浮かべ「それだけはしゃべらんとこうと思ってます。ないだろうから」「まだ修行が足りないってことで」と食い気味に話し、明言を避けた。