DeNAは30日、宮国椋丞選手(30)と支配下選手契約を結ぶことを決定したと発表した。背番号は106から65に変わる。

 昨季限りで巨人を自由契約となった宮国は今年3月にDeNAと育成選手契約を結んでいた。28日のイースタンリーグ・巨人戦(ジャイアンツ)で6回無失点と好投するなど同リーグでは通算20試合4勝3敗1セーブ、防御率4・85の成績を残している。

 球団を通じて右腕は「率直に嬉しい気持ちです。これまで携わっていただいた全ての方に感謝したいです。横浜DeNAベイスターズの一員になれるチャンスを頂け、チームの勝利に貢献しなくてはいけない立場だと思うので、一試合でも多く活躍できるよう腕を振っていきたいです」とコメントした。

 2010年にドラフト2位で巨人に入団し、通算21勝21敗1セーブをマークした。プロ3年目の13年には1988年の桑田真澄以来となる20歳での開幕投手を務めるなど過去の実績は十分。一軍が30日現在、セ・リーグ最下位に沈む苦しい状況だけに出場選手登録を目指し〝救世主〟となりたいところだ。