首位陥落・阪神を待ち受ける〝我が家・甲子園〟での厳しい戦い 聖地のコンディションは重大変化

2021年08月30日 05時15分

サンズの後逸が悪夢の始まりだった
サンズの後逸が悪夢の始まりだった

 ついに首位陥落――。阪神は29日の広島戦(マツダ)に0―5で敗れ、今季2度目の同一カード3連敗。巨人・ヤクルトに抜かれ3位転落。明日31日から、約1か月ぶりに本拠地・甲子園に戻り、仕切り直しを期すが、久々の〝我が家〟でも厳しい戦いが待ち受けていそうだ。

 投打に空回りを続けてしまった。この日は敵先発の床田ら赤ヘル投手陣の前に、三塁すら踏めず毎回の16三振と沈黙すれば、防御面でも歯車はかみ合わず。

 対広島戦8連勝中の鯉キラー・秋山が先発したが、初回、簡単に二死を取った後、小園の内野ゴロを一塁・サンズがまさかの後逸。そこからが悪夢だった。

 秋山が続く鈴木誠、坂倉にまさかの連続被弾で3失点。この2発が命とりとなった右腕は6回まで投げ、自責0で今季5敗目。何とも後味の悪い結末に、矢野監督も「もちろんジェリー(サンズ)は捕ったらなアカンし、使っている俺の責任もある」と苦々しく振り返った。巨人、ヤクルトと一気に2チームに抜き去られ、首位から3位に転落となった。

 指揮官は「受け止めている。最終的に一番上にいることが大事」と気丈に話し、31日からは久々に帰還の本拠地・甲子園からの出直しを見据えたが、ここでもやはり、ディフェンス面が鍵を握りそうな気配だ。

 というのも、聖地での試合は五輪中の公式戦休止期間中に行った1日の西武とのエキシビションマッチ以来。その後、高校野球開催のため貸し出すのは例年のことだが、チーム事情に詳しい関係者によると、この甲子園大会開催後の聖地には、グラウンドコンディションに決まってある変化が起きるという。

「内野の土が緩くなるというか、フカフカな感じになる」。高校野球は甲子園でも1、2回戦で1日3~4試合を消化し「1日1試合」が原則のプロとは使用頻度が違うため、必然的に土の消耗度も激しくなる。しかも、長雨の影響で7日も順延があった今年は「特に緩いと思う」とその傾向が強くなりそうなのだ。

 29日のように守備の乱れから大量失点となる負の連鎖は当然、ご法度。久々の我が家に戻り虎ナインが向き合うことになる雰囲気は〝安堵〟ではなく、これまで以上に1プレーの重みが増す〝緊張感〟となる。

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