試行錯誤を繰り返していくしかない。巨人・原辰徳監督(63)が1―4で敗戦した27日の中日戦(バンテリン)後、貧打にあえぐ打線へのテコ入れを示唆した。

 この日の相手先発は、今季の被打率1・94とG打線相手に好投を続ける中日のエース大野雄。ここまで「3番」に座っていた丸を「1番」に置き換えるなど打線を改造。少ないチャンスをものにしたい打線だったが、打線はつながらず、奪った得点は4回に岡本和が放った32号ソロでの1点のみ。終わってみれば3安打と完ぺきに封じ込められた。

 これには原監督も「今年は仕切り直しが多いよ。明日も仕切り直しだよ。また仕切り直しでやるということだよね」と強調し、翌日の試合で再び打線にメスを入れる可能性を示唆。元木ヘッドコーチも「丸もずっと調子が上がってこないから、感じるものがあってほしいな、と思って1番にしたんだけどね。結果は出なかったね。まあ、考えるしかないね」と頭を悩ませた。

 快音を響かせた主砲・岡本和は直近3試合で13打数6安打(2本塁打、4打点)と好調を維持しているだけに、「4番へのつなげ方」が次戦以降のカギとなりそうだ。