中田翔放出しても日本ハムの大砲候補・清宮「一軍昇格なし」の事情

2021年08月27日 05時15分

シーズン終盤になっても一軍に呼ばれない清宮
シーズン終盤になっても一軍に呼ばれない清宮

 中田放出でも昇格しないワケとは…。日本ハムの「大砲候補」清宮幸太郎内野手(22)が今季一度も一軍出場のないまま4年目のシーズンを終わる可能性が浮上している。

 プロ3年目の昨季は一軍で自己最多の96試合に出場も打率1割9分と低迷。本塁打もプロ入りから3年連続の7本に終わった。屈辱を胸に今季は春季キャンプから飛躍を誓っていたが、開幕を二軍で迎えるとそのまま一度も昇格なくここまでファーム暮らし。今月20日には同ポジションの中田翔内野手(32)が巨人へ電撃トレードで移籍したにもかかわらず、清宮には声がかからなかった。

 昨季までは栗山監督から優遇とも取れる起用法で一軍出場していたが、なぜ今季は一転してシーズン終盤になっても一軍に呼ばれないのか。

 一部では「過去3年で周囲の期待を裏切り続けたから」とも言われているのだが、球団関係者の話を総合すると今季の清宮の二軍暮らしは「見限られた」わけではない。むしろ逆で、チームはこれまでの育成方針を転換。新たな試みで来季の「開花」に備えているのだという。

「昨季までの幸太郎の育成は一軍で我慢して起用しながら飛躍を待つ方針でした。でもそのやり方で結果が出なかったので今季は原点に戻り、野球に対する姿勢を含め二軍で徹底教育しているのです」(日本ハム関係者)

〝超高校級〟でプロ入りした清宮とはいえ、高卒選手はやはり大学、社会人選手に比べると体力は劣る。清宮同様、2007年に鳴り物入りでプロ入りした中田ですら3年間は泣かず飛ばず。特に1年目は一軍出場ゼロという屈辱を味わった。清宮は今季で4年目。中田と比較すれば後れを取っているが、冷静に見れば来季が大卒選手と同じ年齢になる。

 今季ファームでは(25日現在)打率こそ1割9分9厘も、14本塁打、46打点はいずれもイースタン打撃部門で2位。二塁打に関しては「20」でリーグトップを走る。「三振数も多くまだ粗削りな面はあります。でも来季は大学進学した同期がプロ入りする。彼らには負けたくないでしょうし、来季結果が残せなければ崖っ縁になることも理解している。翔(中田)もいなくなり出場チャンスも増える。まだ見限るのは早いですよ」とは前出関係者。

 長期の二軍暮らしを糧に未完の大器は覚醒するのか。

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