阪神から海外FA宣言していた鳥谷敬内野手(33)が残留を決断した。


 鳥谷は9日「海外FA権を得て、FA宣言をさせて頂きましたが、熟考に熟考を重ねた結果、残留する事を決意しましたので皆様にお知らせさせて頂きます。決定が遅くなってしまい、ファンの皆さん、球団の方々、選手の皆さんにはご心配をおかけしました。ファンの皆さんには大きなご心配をおかけした分、リーグ優勝、日本一を勝ち取りその喜びを分かち合えるよう今シーズンも全力でプレーさせて頂きたいと思います」と球団を通じてコメントを発表した。


 これを受けて、交渉を続けてきた阪神の南球団社長は「昨日(8日)夜に鳥谷選手本人から高野本部長に電話連絡がありました。正式に残留が決まりホッとしています」と話した。また和田監督も「本人は相当悩んだと思うけれど、チームにとってもいい結論を出してくれた。これで鳥谷もすっきりしたと思うし新たな気持ちでチームの中心として頑張ってくれると思う」と安堵の様子だった。