巨人・原辰徳監督(63)が20日、中田翔内野手(32)を熱烈歓迎した。

 DeNA戦(東京ドーム)前の練習後、中田との2ショット撮影を終えた指揮官は「非常に強い選手でね、わっしょいの輪に加わってくれたというのはチーム内においても非常に大きいと思いますね」とうなずいた。

 もちろん同僚を暴行し出場停止処分を受けていた事実は重く受け止めている。「ジャイアンツでも考えてですね、中田翔という…全てのことを共有してね、進んでいこうと。ジャイアンツでプレーしてもらおうというところが最初でした」と再生の場を与えたかったという。

 バックヤードで中田と対面。「『良く来てくれたね』と言って、ハグした」と指揮官は明かした。

 中田は打撃練習後に一塁での守備練習も行った。出場停止期間が20日までのため、この日の出場はならなかったが、原監督は「やっぱり野球というものが好きだし、水を得た魚のごとく、コンディション等々も私には良く映りました」(と明日以降の出場に問題はないとした。

「チームのリーダーの(坂本)勇人が幸い…幸いというか、彼の一つ先輩であるということが好材料だと思いますね。まぁ、同級生も含めて素晴らしい野球人、素晴らしい社会人がいますので、みんなでね、早く一員としてね、慣れてもらいたいなと思います」と指揮官は中田が1日でも早くチームに溶け込むことを希望した。