前夜の13失点からG投手陣が一夜で立て直した。

 負ければ3位転落となる18日のヤクルト戦(松山)で5回途中2失点で降板した先発・直江の後を田中豊、畠、高梨、デラロサ、ビエイラとつなぎ3―2で勝利。後半戦4勝1敗とし阪神と2差の2位をキープした。

 試合後の原監督が「大きいですね」と振り返ったのが、2番手・田中豊。5回無死一、二塁から山田を併殺に打ち取るなど、主軸を相手に無失点で切り抜けた。

 前夜はベンチ外だった右腕は「ランナーは気にせずにバッターだけという気持ち。昨日、ああいうやられ方をしたので、なんとか最少(失点)でという気持ちでいった」と振り返った。

 また17日は2番手としてイニングをまたぎ無失点だった畠が、連投となったこの日も無失点の好投。今季3勝目がついた右腕は「何とか0点にということしか考えていないので。それでただただ結果が付いてきてくれているだけ」と謙遜した。