阪神・佐藤輝明内野手が17日のDeNA戦(東京ドーム)で2打席連続となる21号ソロ、22号ソロをマーク。田淵幸一が1969年にマークした球団新人最多本塁打記録に、出場88試合目にして早くも並んだ。

 田淵氏も「すぐに並ばれるとは思っていた。私とは右左も、ポジションも打者のタイプも違うけど、ずっと注目していた。大したもの。まだ55試合も残っている。35本、40本をめざしてほしい」と祝福のメッセージを寄せたように、NPB新人記録の31本塁打(桑田武=1959年・大洋 清原和博=86年・西武)更新もますます現実味を帯びてきた。

 矢野監督も「大先輩の記録に並んだことは素晴らしい。まだまだ試合もあるし、30本という目標も見えてきた。ファンの人も喜んでくれるし、もっともっとクリアしてもらいたい」と規格外ルーキーの快挙を手放しで称賛した。