前半戦だけで36試合に登板し、25セーブをマークしている阪神のクローザー、ロベルト・スアレス投手(30)が14日の広島戦前に、シート打撃で約1か月ぶりの実戦登板を果たした。

 原口やマルテなど一軍の打者5人を相手に22球。スアレスは「コーチの皆さんと話してこれからのことは決まるだろうけど、自分としてはいい準備ができているよ」とOKサインだ。

 前半戦リーグトップの不動の守護神は、五輪開催による公式戦中断中、球団の許可のもと、母国・ベネズエラに一時帰国。7月下旬に再来日し、自主剥離期間を経て、今月9日にチームに復帰した。

 この日は7月16日のオールスターでの登板以来となる実戦で、矢野燿大監督(52)は「まずは一安心。明日の体のハリとかを見て(今後)どうするか決めていこうかなと思う」とコメント。

 次カードのDeNA戦からベンチ入りの運びとなりそうだ。