首位死守へ「ハッピーハンズ」大放出! 阪神のジェリー・サンズ外野手(33)が14日の広島戦(京セラ)で豪快な2発を放ち、チームを勢いづけた。

 デーゲームで2位・巨人が中日に勝利し、試合前までにその差を「0.5」とされて迎えた一戦。〝一発目〟は2―1とリードした3回に飛び出した。先頭のサンズは、広島先発・九里の甘いスライダーを一閃すると、京セラドームの左翼席に18号ソロ。「好球必打で甘く入ってきたボールを強くスイングできた」と連勝中の好調・広島を突き放す。

 さらに圧巻は4回だ。二死一、二塁から今度は九里のチェンジアップを完璧に仕留めた。前打席に続く〝打った瞬間〟の一撃は、左翼5階席の最上段のコンクリート壁にドスン。「前のみんなが塁に出てくれて良い仕事をしてくれたから、なんとか返したいと思っていたよ。自分のスイングができて良かった」とニッコリ。相手先発をKOする2打席連続の超特大19号3ランだ。頼れる助っ人の大暴れもあり、猛虎が4回までに7―1と大量リードに成功した。