西武・源田壮亮内野手(28)、平良海馬投手(21)が10日、東京五輪で金メダルに輝いた侍ジャパンからチーム本隊に帰還した。

 五輪では全5試合で7月31日のオープニングラウンド・メキシコ戦(横浜=1回1安打2失点)のみの登板に終わった平良は「オリンピックが閉幕しましたが、あまり実感がないというのが正直な気持ちです。ただ、金メダルを獲得できたことはうれしいです」としながら「(緊迫したマウンドで投げる先輩方をみて)あのような場面で、しっかり自分が持っている力を最大限に発揮できるのが一流なんだと感じました。自分は(メキシコ戦で)ホームランを打たれてしまったので、反省しなければいけないです」と今回の経験から得た教訓を語った。

 その上で「今日、久しぶりにチームに合流しましたが、すんなり溶け込めましたし、この雰囲気がやっぱり好きだなと思いました。(13日からの後半戦は)普段通り頑張りたいと思います」とシーズンでは“無双継続”を誓った。

 同じく侍でバックアッパーに徹した源田も「今日、多くの方からおめでとうと言っていただいてうれしかったです。侍の皆さんは、すごく前向きでした。気持ちの持っていき方や試合中に出る言葉がポジティブで、そういうのを見てとても勉強になりました。今日、久しぶりにチームに戻って来てホッとしました。13日から後半戦が始まりますが、勝ち続けるしかないので、また開幕の時の気持ちで一戦一戦全力でチーム一丸となって戦っていきます」。任務完遂を喜びながら、気持ちを後半戦での巻き返しに切り替えていた。