中日打線が「令和の怪物」の前に1得点だけと沈黙した。3日にロッテとのエキシビションマッチ(バンテリン)で2―5と敗戦。この日、最速158キロをマークした相手先発の佐々木朗に5回までわずか1安打に抑えられ、二死三塁から捕逸で1点を奪うのが精いっぱいだった。

 以下は与田剛監督(55)の一問一答。

 ――打線が佐々木朗に苦戦

 与田監督 そうだね。4回までパーフェクトに抑えられたね。150キロの中盤から後半の真っすぐと変化球に。コントロールもまあまあ良かったと思うし、ああいうボールを何とかしないといけない。

 ――前半戦も打線の課題は直球だった

 与田監督 そういう課題がまだまだ克服されていない。選手個々も打席の位置を変えたり、バットを短く持ったりとか、工夫はしているけど、勝つためにまずは個々の能力を上げていかないと、前半戦と同じようなことになってしまう。前半戦に取り組んでいないようなことを練習でもやっているので期待していきたい。

 ――岡林、伊藤はスタメンでチャンスだったが

 与田監督 本人たちも自分たちの立場は分かって試合に出ているとは思う。簡単ではない投手と対戦したが、この1試合だけで、どうこうとは思っていないので、また次のチャンスがあったときに何とか必死にアピールしてほしい。

 ――今日のゲームの収穫

 与田監督 うまくいかなかったことも一つの収穫にしたい。速いボールに対処できない。結果としてうまくいっていないが、より力をつけないといけないと感じたと思うので、そういうのを反省して、しっかり力のなさを認めて、収穫にしないといけない。