巨人は1日、オリックスとのエキシビションマッチ(京セラ)に7―11で敗れた。

 打線も反撃したが、先発・今村信貴投手(27)が4回途中4失点で降板し、2番手の沼田翔平投手(21)は2/3で7失点…。練習試合とはいえ、特に4回はこの投手2人で10点のビッグイニングを献上する失態だった。

 試合後、原辰徳監督(63)は今村の投球について「スタミナがないね。真っすぐが走っている時はいいけれども、真っすぐの球速が極端に落ちてしまうと、ああいうふうな状況になってしまうね」とピシャリ。今村が残した無死満塁のピンチで登板した沼田には「ちょっと酷な場面で出してしまったかなというのはあるけれども、そこは双方で反省して次につなげるということでしょうね」と語った。

 首脳陣としては、今村を先発と救援の両方の起用を見込んできたが、この日の内容を受けて宮本投手チーフコーチは「いったん、ここでまたリリーフの方に戻ってもらおうと思っています」と明言。なかなかポジションを確立できない左腕は「ふがいないです。与えられたところでしっかり抑えられるように頑張ります」とさらなる精進を誓った。