若手〝G投〟の中でも、明暗が分かれた。巨人の原辰徳監督(63)が25日に、0―5で敗れた侍ジャパンとの強化試合(楽天生命)後、若手投手の登板内容を振り返った。

 ハイレベルな戦いで結果を残したのは、先発して5回1失点と好投した3年目右腕・直江大輔投手(21)だった。初回に1点こそ失ったが、回を重ねるにつれて安定感が増し、4、5回は無安打3奪三振と力投した。原監督も「いろんなボールを投げ込めるしね。まあまあ、いい経験ができたと思いますね」と評価した。

 一方で、2番手で登板したドラフト1位ルーキーの平内龍太投手(22)は1/3回を投げて4安打3失点と振るわず。課題とする直球もこの日は最速146キロと、自身最速の156キロには程遠かった。侍の洗礼を浴びた右腕に、指揮官も「まだちょっと、論ずるには早いかな(笑い)」と一言。期待の若手投手の中でも、課題の大小がはっきりとした1日となった。