中日・与田剛監督(55)が東京五輪で躍動する各競技の若手選手から刺激を受けている。

 22日にソフトボールのメキシコ戦で日本が延長8回タイブレークの末、サヨナラ勝ち。7回無死一、二塁で上野の2番手として登板したチーム最年少20歳の左腕・後藤希友(トヨタ自動車)が2回5奪三振、無失点の好投でサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 与田監督は「(テレビで)見てましたけど、ソフトも粘り強かった。あの若い子、名古屋の子でしょ。素晴らしいね」と称賛する。

 サッカー男子も南アフリカ戦で20歳1か月18日で日本五輪史上最年少ゴールを決めて1ー0の勝利に貢献した久保建英にも熱視線。指揮官は「サッカーもずっと見ていた。(久保には)会ったことはないが、本当に身体のバランスがいいんだろうね。ピッチに立つと非常に小柄に見えるが、もともと海外でプレーしていてスペイン語もぺらぺらでね。僕もサッカーは好きだからよく見ていたが、自信満々でね。強気というか、あれだけ自信を持って話ができるっていうのはたくましい。すごいシュートでしたね」と褒め称えた。

 さらに「ゴルフ界もそうだし、20歳前後の25歳以下の子たちが今、本当にどこでも活躍しているから。プロ野球も今年の新人王争いはセパともすごく、し烈になっている」と指摘する。

 中日では21歳の根尾昂内野手らが殻を破ることに期待がかけられているが、与田監督は「根尾? そうそう。やっぱり若手がね、いろんなところで、どんどん活躍しているんで、ウチもそういうふうに若手がどんどん活躍してもらえるような場をつくらないといけない」と話した。